目次
リテラル
特定の文字や文字列、数値のことをリテラルと言います。
javaでは次の3つのリテラルに分類されています。
- 文字リテラル
- 文字列リテラル
- 数値リテラル(整数、浮動小数点)
文字リテラル
javaでは1文字と文字列を区別して扱います。
1文字を扱う場合は、文字を’(シングルクォーテーション)で囲みます。
記述例:
public class CL1 {
public static void main(String args[])
{
System.out.println('A');
}
}
実行結果
A
文字列リテラル
文字列を扱う場合は、文字列を”(ダブルクォーテーション)で囲みます。
記述例:
public class CL2 {
public static void main(String args[])
{
System.out.println("ABC");
}
}
実行結果
ABC
数値リテラル
数値リテラルには、整数リテラルと浮動小数点リテラル(1.5など小数点が付く)があります。
また、表記方法にも種類があります。
通常は10進数で扱われますが、先頭に0を付けると8進数、0xを付けると16進数で扱われます。
記述例:
public class CL3 {
public static void main(String args[])
{
// 整数の15を表示します
System.out.println(15);
// 浮動小数点の1.5を表示します
System.out.println(1.5);
System.out.println("10進数の 15は、10進数で" + 15 + "です");
System.out.println(" 8進数の017は、10進数で" + 017 + "です");
System.out.println("16進数の0xFは、10進数で" + 0xF + "です");
}
}
実行結果
15
1.5
10進数の 15は、10進数で15です
8進数の017は、10進数で15です
16進数の0xFは、10進数で15です
エスケープシーケンス
エスケープシーケンスとは、キーボートからは入力できないような特殊な文字を、2つの文字の組み合わせで表現したものです。
javaでは下表のエスケープシーケンスが使用できます。
エスケープシーケンス | 表現される特殊文字 |
---|---|
\b | バックスペース |
\t | 水平タブ |
\n | 改行 |
\f | 改ページ |
\r | 復帰 |
\’ | ‘ |
\” | “ |
\\ | \ |
\ooo | 8進数のoooの文字コードを持つ文字 (oは0~7の数字です) |
\uhhhh | 16進数のhhhhの文字コードを持つ文字 (hは0~9の数字、A~Fの英字です) |
記述例:
public class CL4 {
public static void main(String args[])
{
System.out.println("ダブルクォーテーションを表示する:\"");
}
}
実行結果
ダブルクォーテーションを表示する:”
文字コード
文字は、実のところ内部的には数値で扱われまています。
文字1つ1つを識別するための数値がそれぞれの文字に割り付けられており、それを文字コードよ言います。
文字コードには様々な種類がありますが、javaではUnicodeと呼ばれる文字コードが使用されます。
先程のエスケープシーケンスを使用して文字コードから文字を表示してみましょう!
public class CL5 {
public static void main(String args[])
{
System.out.println("文字コード0x0041の文字は\u0041です");
}
}
実行結果
文字コード0x0041の文字はAです
[Java入門] 変数と型
変数とは 変数とは、数値や文字列などのデータを記憶するための機能です。変数を使用することで、データに名前を付けてプログラムで扱えるようになります。 変数名には…
[Java入門] mainメソッドとは
mainメソッド mainメソッドとは、javaプログラムを開始したときに、1番最初に実行される関数(メソッド)のことです。 書き方: class クラス名 { public static void m…
コメント