[Java入門] クラス

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Javaには必ず1つ以上のクラスが必要です。
これまでに解説してきたサンプルコードにもクラスが含まれています。

public class CL1{	// ←クラス
	public static void main(String args[])
	{
	}
}
目次

クラスとは

「実体」が何の概念に属しているかを考えます。その概念がクラスになります。
例を挙げてみます。
ドラクエの「スライム」や「ドラキー」は一括りに言うと何になるでしょうか?
答えはモンスター(もしくは敵キャラ)ですね。
実体とクラスは次の文が成り立ちます。
「実体はクラスである。」
先ほどの例を当てはめてみましょう!
・スライムはモンスターである。
・ドラキーはモンスターである。
モンスターがクラスであり、クラスを実体化したものがスライムやドラキーになることがわかりますね。
クラスには「性質」と「機能」があります。
どの実体にも存在する性質と機能をクラスに定義します。
クラスの性質のことをJavaではフィールドと呼び、機能のことをメソッドと呼びます。
また、フィールドとメソッドを合わせてメンバと呼びます。
スライムやドラキーに共通する性質としてはHPやMP、攻撃力、防御力などがありますね。
また機能としては、「戦う」や「逃げる」などがあります。

クラスの形式は以下の通りです。

class クラス名
{
	型名 フィールド名;
	
	戻り値の型 メソッド名(引数名,...)
	{
	}
}

クラスのオブジェクト

Javaではクラスを実体化したものを、クラスのオブジェクトと呼びます。
クラスを利用するためにはクラスをオブジェクト化する必要があります。
配列のときと同様に、new演算子でオブジェクト化します。

クラス名 クラス変数名;
クラス変数名 = new クラス名();

フィールドへのアクセス

フィールドには.(ドット)を記述してアクセスできます。

記述例:

public class CL2{
	public static void main(String args[])
	{
		Monster Slime  = new Monster();
		Monster Drakee = new Monster();
		
		Slime.hp = 7;
		Slime.mp = 0;
		
		Drakee.hp = 10;
		Drakee.mp = 0;
		
		System.out.println("スライム : HP="+Slime.hp+", MP="+Slime.mp);
		System.out.println("ドラキー : HP="+Drakee.hp+", MP="+Drakee.mp);
	}
}

class Monster{
	int hp;
	int mp;
}
実行結果

スライム : HP=7, MP=0
ドラキー : HP=10, MP=0


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