配列

配列とは、1つの型の変数が複数連結したものです。C言語では文字列を変数に格納するとき、char型の配列に格納します。

配列の宣言

配列の宣言は以下の形式で行います。

型 変数名[要素数];

変数の宣言に大かっこ[]を記述し、その中に配列の数(要素数)を書きます。

配列の初期化

配列を初期化する場合は、以下の形式で行います。

型 変数名[要素数] = {初期値, …};

文字列の場合は以下のようにダブルクォーテーションで文字列を囲みます。

char str[32] = "コッコ隊長のC言語入門";

また、文字列には終端に’\0’が入ります。(文字列で初期化したときは自動的に入ります)C言語では文字列の終端を示すために文字列の最後に’\0’を入れる必要があります。覚えておきましょう。

配列の全ての要素を0にしたい場合は以下のように記述します。

int data[10] = {0};

1つ目の要素を0に初期化する記述ですが、初期化されており、かつ初期値が省略された要素は全て0に初期化されます。

配列へのアクセス

int ary[10]を宣言した場合、ary[0]からary[9]までが生成されます。この[]の中の数値を添え字と呼びます。(もしくはindexと呼びます)

配列へのアクセスは、添字を指定して行います。

以下に例を示します。

ary[0] = 1;

配列を使用した繰り返し処理

配列を使用することで、少ない記述でたくさんの処理を行うことができます。配列を使用した繰り返し処理はよく使う記法なので覚えておきましょう。

以下に例を示します。

#include <stdio.h>

int main(void)
{
	int ary[10];
	int i;

	for(i=0; i<10; i++){
		ary[i] = i + 1;
	}

	for(i=0; i<10; i++){
		printf("ary[%d] = %d\n", i, ary[i]);
	}

	return 0;
}

実行結果:

ary[0] = 1
ary[1] = 2
ary[2] = 3
ary[3] = 4
ary[4] = 5
ary[5] = 6
ary[6] = 7
ary[7] = 8
ary[8] = 9
ary[9] = 10

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