[Stable Diffusion Web UI] 強調構文とAND構文の使い方を解説!効果についても検証!

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強調構文とAND構文を使いこなすことで、画像生成の品質が大幅に向上し、イメージしている画像生成に、より近い画像が生成できるようになります。
この記事では、構文の基本的な使い方や効果を解説します。

グラフィックボードの性能が足りない方は、この機会に是非グレードアップを検討してみてください。

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Stable Diffusionについて、さらに詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

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強調構文とは

強調構文の機能

強調構文とは、Stable Diffusion Web UIで入力する、特殊なプロンプトの形式です。
この構文を使うことで、特定の要素や特性を強調する(要素の重みを上げる)ことができます。これは画像生成において、とても重要な機能となります。

強調構文の書き方

強調したいキーワードと、そのキーワードをどの程度強調したいかを示すパラメータで構成されます。
カッコでキーワードを囲むと、そのキーワードが1.1倍強調されます。

(keyword)

複数のキーワードを囲むと、囲まれたキーワードが全て1.1倍となります。

(keyword1, keyword2)

カッコは重ねることもできます。2つ重ねると1.1×1.1倍、つまり1.21倍となります。

((keyword))

カッコの中のキーワードの後にコロン(:n)と書くと、n倍に強調されます。

(keyword1:1.2), (keyword2:0.8)

1倍未満の指定で重みを軽くすることもできます。
また大カッコ[]で囲むと0.9倍となります。これは(keyword:0.9)と同じ効果となります。

複数のキーワードを強調したい場合は、(keyword1,keyword1)という風に書き、特定のキーワードを強調したい場合は、(keyword:1.2)と書き分けるのが使いやすいと思います。

強調構文を使用する効果

それでは、実際に強調構文を使用してその効果を見てみましょう!
今回使用するプロンプトは以下の通りです。

①:masterpiece, best quality, forest, river
②:masterpiece, best quality, (forest:1.5), (river:0.5)
③:masterpiece, best quality, (forest:0.5), (river:1.5)

このプロンプトを使用し、シード値を固定して比較してみます。

①:オリジナルプロンプト
②:(forest:1.5), (river:0.5)
③:(forest:0.5), (river:1.5)

forestを強調すると川が小さくなり、riverを強調すると川の水の流れが激しくなりました。

AND構文とは

AND構文の機能

AND構文とは、Stable Diffusion Web UIで入力する、特殊なプロンプトの形式です。
この構文を使うことで、複数のキーワードを結合させることができます。
また、強調構文のようにキーワードごとに重みを付けることもできます。

AND構文の書き方

結合したいキーワードをANDで繋ぎます。ANDは大文字である必要があります。

keyword1 AND keyword2

重みをつける場合は以下のように書きます。

keyword1:1.2 AND keyword2:0.8

AND構文を使用する効果

それでは、実際にAND構文を使用してその効果を見てみましょう!
今回使用するプロンプトは以下の通りです。

①:masterpiece, best quality, forest, cat, bird
②:masterpiece, best quality, forest, cat AND bird

このプロンプトを使用し、シード値を固定して比較してみます。

オリジナルプロンプト
cat AND bird

猫と鳥をAND構文で結合したため、猫と鳥のキメラが生成されてしまいました笑

まとめ

本記事では、Stable Diffusion Web UI(automatic1111)の強調構文とAND構文について解説しました。特に強調構文は、狙った画像を生成する確率を上げるために必須の構文となっています。

使いこなせるように何度も使ってみてください。

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