[コマンドプロンプト] アダプタのIP設定を表示、更新する方法(ipconfigコマンド)

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アダプタのIP設定を表示、更新する方法(ipconfigコマンド)

ipconfigコマンドは、ネットワークインターフェイスのIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなど、ネットワークの構成情報を表示および管理するために使用されます。
また、DNSキャッシュのクリアや、DHCPリースの更新なども行うことができます。

コマンド名は「IP configuration(IP設定)」が由来となっています。

コマンドの省略形は存在しません。

フォーマット

ipconfig [/allcompartments] [/? | /all |
                             /renew [adapter] | /release [adapter] |
                             /renew6 [adapter] | /release6 [adapter] |
                             /flushdns | /displaydns | /registerdns |
                             /showclassid adapter |
                             /setclassid adapter [classid] |
                             /showclassid6 adapter |
                             /setclassid6 adapter [classid] ]

adapterは、接続名です。(ワイルド カード文字 * と ? を使用できます。)

既定では、TCP/IP にバインドされた各アダプターについて、IP アドレス、サブネットマスクとデフォルト ゲートウェイのみを表示します。

release と renew については、アダプター名が指定されていない場合は、TCP/IPにバインドされているすべてのアダプターの IP アドレス リースが解放または更新されます。

Setclassid および Setclassid6 については、ClassId が指定されていない場合ClassId は削除されます。

使用例

現在のIP構成情報を表示する

ipconfig

このコマンドは、現在のネットワークインターフェイスのIPアドレスやサブネットマスク、ゲートウェイアドレスなどの情報を表示します。

詳細なIP構成情報を表示する

ipconfig /all
  • /all: すべてのネットワークアダプタの詳細な情報を表示します。

このコマンドは、すべてのネットワークインターフェイスに関する詳細情報(MACアドレス、DNSサーバー、DHCPサーバーなど)を表示します。

IPアドレスを解放する

ipconfig /release
  • /release: DHCPから取得したIPアドレスを解放します。

このコマンドは、現在のIPアドレスを解放し、ネットワークアダプタを未割り当て状態にします。通常は、IPアドレスを再取得する前に実行します。

新しいIPアドレスを取得する

ipconfig /renew
  • /renew: DHCPサーバーから新しいIPアドレスを取得します。

このコマンドは、DHCPサーバーから新しいIPアドレスを取得し、ネットワークアダプタを再設定します。ネットワーク接続の再確立やトラブルシューティングに役立ちます。

DNSキャッシュをクリアする

ipconfig /flushdns
  • /flushdns: DNSキャッシュをクリアし、システムのDNSキャッシュをリセットします。

このコマンドは、DNSキャッシュに問題がある場合に使用し、最新のDNS情報を取得するために役立ちます。

DNSリゾルバキャッシュの内容を表示する

ipconfig /displaydns
  • /displaydns: DNSリゾルバキャッシュの内容を表示します。

このコマンドは、現在システムにキャッシュされているDNSエントリの一覧を表示し、キャッシュの内容を確認します。

すべてのDNSリソースレコードを登録し直す

ipconfig /registerdns
  • /registerdns: DNSリソースレコードを再登録します。

このコマンドは、DNSサーバー上のホスト名とIPアドレスの情報を再登録し、ネットワーク接続の問題を解決するのに役立ちます。

全アダプタのIPv6アドレスを解放する

ipconfig /release6
  • /release6: すべてのアダプタのIPv6アドレスを解放します。

このコマンドは、DHCPv6から取得したIPv6アドレスを解放します。IPv6の設定を変更する前に実行することがあります。

全アダプタのIPv6アドレスを再取得する

ipconfig /renew6
  • /renew6: すべてのアダプタのIPv6アドレスを再取得します。

このコマンドは、DHCPv6サーバーから新しいIPv6アドレスを取得し、ネットワークアダプタを再設定します。

オプション一覧

オプションオプションの説明
/allすべての構成情報を表示します。
/release指定されたアダプターの IPv4 アドレスを解放します。
/release6指定されたアダプターの IPv6 アドレスを解放します。
/renew指定されたアダプターの IPv4 アドレスを更新します。
/renew6指定されたアダプターの IPv6 アドレスを更新します。
/flushdnsDNS リゾルバー キャッシュを破棄します。
/registerdnsすべての DHCP リースを最新の情報に更新し、DNS 名を再登録します。
/displaydnsDNS リゾルバー キャッシュの内容を表示します。
/showclassidアダプターが使用できるすべての DHCP クラス ID を表示します。
/setclassidDHCP クラス ID を変更します。
/showclassid6アダプターに許可されたすべての IPv6 DHCP クラス ID を表示します。
/setclassid6IPv6 DHCP クラス ID を変更します。

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