まず最初に覚えておきたいのが、printf関数の使い方です。この関数は、標準ライブラリであらかじめ用意されており、文字列や変数の値をコンソール画面に表示することができます。
※標準ライブラリとは、C言語の規格として用意されている関数群のことです。
なぜ最初に覚えておきたいかと言うと、プログラムの動作確認に対して有用だからです。C言語を学習する上でprintf関数は必須となります。簡単な使い方だけ覚えておきましょう!
文字列の表示
まずは、文字列の表示の仕方についてです。
例:文字列の表示
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World!\n");
return 0;
}
Hello World!
printf関数を使用して文字列 “Hello World!” を表示しました。ここで登場する#include <stdio.h>
は、今はprintf関数を使用するために必要な記述とだけ覚えておきましょう。詳細については別のページで解説します。
また、”Hello World!\n” の \n は、改行コードを意味します。例えば、改行コードがない場合、以下のような結果になります。
例:改行コードがない場合
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World!");
printf("ようこそ、C言語の世界へ!");
return 0;
}
Hello World!ようこそ、C言語の世界へ!
改行コードがあると、以下のような結果になります。
例:改行コードがある場合
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World!\n");
printf("ようこそ、C言語の世界へ!\n");
return 0;
}
Hello World!
ようこそ、C言語の世界へ!
変数の表示
printf関数は変数の値を表示することもできます。変数の詳細については別のページで解説するため、ここでは割愛しますが、今はなんらかのデータ(整数だったり、文字列だったり)に名前を付けているとだけ覚えておきましょう。
例:変数(文字列)の表示
#include <stdio.h>
char name[] = "コッコ隊長";
char lang[] = "C言語";
int main(void)
{
printf("%sの%s入門\n", name, lang);
return 0;
}
コッコ隊長のC言語入門
文字列の中に %s が2つあります。この %s が、変数nameとlangに置き換わります。最初の文字列を第1引数と呼び、nameを第2引数と呼びます。引数はカンマで区切ります。
%sはいくつでも書くことができ、%sの数だけ引数として、変数(文字列)を渡します。
例:変数(整数)の表示
#include <stdio.h>
int power = 100;
int main(void)
{
printf("元気%d倍!ア○パ○マ○!!\n", power);
return 0;
}
元気100倍!ア○パ○マ○!!
次は文字列の中に %d があります。変数(文字列)のときは、%s と書きましたが、整数の場合は %d と書きます。変数(文字列)と同様に、%d が第2引数のpowerに置き換わります。
その他にも、浮動小数点の表示や表示桁数の指定などが可能ですが、まずはここまで覚えておけばOKです。
printf関数の詳細については別のページで解説します。