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目次
経路上の遅延と損失を統計情報として表示する方法(pathpingコマンド)
pathpingコマンドを使用することで経路上の遅延と損失を統計情報として表示することができます。
コマンド名は「path(経路)」と「ping(通信確認)」が由来となっています。
コマンドの省略形は存在しません。
フォーマット
pathping [-g host-list] [-h maximum_hops] [-i address] [-n]
[-p period] [-q num_queries] [-w timeout]
[-4] [-6] target_name
使用例
ホストまでの経路の分析を行う
pathping google.com
google.com
: 分析する対象のホスト名またはIPアドレス。
このコマンドは、google.com
までの経路上のすべてのホップに対してpingを実行し、各ホップでのパケット損失と遅延を分析します。ネットワークのどこに問題があるかを特定するのに役立ちます。
最大ホップ数を指定して経路を分析する
pathping -h 20 google.com
-h 20
: 最大ホップ数を20に制限します。
このコマンドは、google.com
までの経路上のホップを最大20まで調査します。
各ホップでの待ち時間を指定する
pathping -w 3000 google.com
-w 3000
: 各ホップでの応答待ち時間を3000ミリ秒(3秒)に設定します。
このコマンドは、各ホップで3秒間応答を待ちます。ネットワークの遅延を調査する際に便利です。
パケットの送信回数を指定して分析する
pathping -q 100 google.com
-q 100
: 各ホップに対して100回のpingを送信します。
このコマンドは、各ホップに対して100回のパケットを送信し、詳細なパケット損失や遅延を分析します。
名前解決をスキップして経路を分析する
pathping -n google.com
-n
: ホスト名の名前解決をスキップし、IPアドレスを直接表示します。
このコマンドは、IPアドレスを表示して、名前解決の時間を省略しながら経路を分析します。
インターフェイスのMTU(最大転送単位)を指定して分析する
pathping -f google.com
-f
: 各ホップに対してMTUを指定し、分割せずにパケットを送信します。
このコマンドは、MTUに関する問題がないかどうかを調査するために、パケットを分割せずに経路を分析します。
オプション一覧
オプション | オプションの説明 |
---|---|
-g host-list | host-list で指定された緩やかなソース ルートを使用します。 |
-h maximum_hops | ターゲットを検索するときの最大ホップ数です。 |
-i address | 指定された送信元アドレスを使用します。 |
-n | アドレスをホスト名に解決しません。 |
-p period | 次の ping まで period ミリ秒待ちます。 |
-q num_queries | ホップごとのクエリ数です。 |
-w timeout | timeout ミリ秒間、応答を待ちます。 |
-4 | IPv4 の使用を強制します。 |
-6 | IPv6 の使用を強制します。 |
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