[コマンドプロンプト] Windows環境変数を表示、設定、または削除する方法(setコマンド)

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Windows環境変数を表示、設定、または削除する方法(setコマンド)

setコマンドを使用することでWindows環境変数を表示、設定、または削除することができます。

コマンド名は「set(設定する)」が由来となっています。

コマンドの省略形は存在しません。

フォーマット

SET [変数名=[文字列]]
SET /A 式
SET /P 変数=[プロンプト文字列]

変数名には、環境変数名を指定します。
文字列には、変数に割り当てる文字列を指定します。

変数名が現在の環境に見つからない場合は、SET コマンドは、ERRORLEVEL を1 に設定します。
SET コマンドでは、変数の名前に等符号を使用することはできません。

使用例

環境変数を表示する

set

このコマンドを実行すると、すべての環境変数とその値が表示されます。例えば、PATHUSERNAME などが含まれます。

新しい環境変数を設定する

set MYVAR=HelloWorld

このコマンドは、MYVAR という変数に HelloWorld という値を設定します。この変数は、その後のコマンドやプログラムで参照可能になります。

特定の環境変数を表示する

set PATH

このコマンドは、PATH 環境変数の内容を表示します。

環境変数を削除する

set MYVAR=

このコマンドは、MYVAR 変数を削除します。削除後、その変数は存在しなくなります。

環境変数の部分的な検索

set P

このコマンドは、P で始まる環境変数をすべて表示します(例:PATHPROMPT など)。

オプション一覧

オプションオプションの説明
/A 式等号の右側の文字列が、評価する数式であることを指定します。
式の評価はごく単純で、次の操作がサポートされます。
※操作は、優先順位の高い順に示されています
():グループ化
!~-:単項演算子
+-*/%:算術演算子
<<>>:論理シフト
&:ビット演算子(AND)
|:ビット演算子(OR)
^:ビット演算子(排他的OR)
=+=-=*=/=%=:代入
&=|=^=<<=>>=:代入
,:式の区切り記号

論理演算子またはモジュール演算子を使う場合は、式文字列を引用符で囲む必要があります。
式内の数値以外の文字列は環境変数文字列として処理され、使用される前に数値に変換されます。
指定された環境変数名が現在の環境で定義されていない場合は、値として 0 が使用されます。
これにより、いくつもの % 記号を入力して値を取得しないでも、環境変数の値を算術演算に使うことができます。
コマンド スクリプト外でコマンド ラインから SET /A を実行すると、式の最終的な値が表示されます。
割り当て演算子を使うには、割り当て演算子の左側に環境変数名が必要です。
数値は 10 進数ですが、プレフィックスとして 0xを付けると 16 進数、0 を付けると 8 進数になります。
従って、0x12 は 18、あるいは 022 と同じです。
8 進表記を使う場合は、注意してください。08 や09 は、8 と 9 が有効な 8 進数ではないため、有効な数値ではありません。
/P 変数=[プロンプト文字列]ユーザーによって入力された入力行を変数の値として設定できるようにします。
入力行を読み取る前に、指定されたプロンプト文字列を表示します。
プロンプト文字列は空でもかまいません。
環境変数の置換は、次のように拡張されます。
%PATH:文字列 1 = 文字列 2%
このコマンドは、PATH 環境変数を展開し、その結果に含まれるすべての “文字列 1” を
“文字列 2” に置き換えます。
“文字列 2” に空の文字列を指定すると、展開された出力からすべての “文字列 1″を削除することができます。
“文字列 1″をアスタリスクで始め、展開された出力の先頭から、文字列 1 の残りの部分
が最初に現れるまでのすべてを一致させることもできます。

また、展開の副文字列を指定することもできます。
%PATH:~10,5%
このコマンドは、PATH 環境変数を展開し、展開結果の 11 番目 (オフセット 10) の文字
から始まる 5 文字だけを使います。
長さが指定されなかった場合は、変数の値の残りの長さを既定値とします。
オフセットまたは長さのどちらかが負の値の場合、環境変数の値の長さに指定されたオフセットまたは長さをたしてその数を使います。

%PATH:~-10%
このコマンドは、パス変数の最後の 10 文字が展開されます。

%PATH:~0,-2%
このコマンドは、最後の 2 文字以外のすべてが展開されます。

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