[コマンドプロンプト] プロトコルの統計情報とTCP/IP接続を確認する方法(netstatコマンド)

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プロトコルの統計情報とTCP/IP接続を確認する方法(netstatコマンド)

netstatコマンドを使用することでプロトコルの統計情報とTCP/IP接続を確認することができます。

コマンド名は「network statistics(ネットワーク統計)」が由来となっています。

コマンドの省略形は存在しません。

フォーマット

NETSTAT [-a] [-b] [-e] [-f] [-n] [-o] [-p proto] [-r] [-s] [-t] [-x] [-y] [interval]

使用例

ネットワーク接続情報を表示する

netstat

このコマンドは、現在のネットワーク接続(IPアドレス、ポート、接続状態など)を一覧表示します。

ネットワーク接続の詳細情報を表示する

netstat -a
  • -a: すべてのアクティブな接続と、リスニングポートを含む接続を表示します。

このコマンドは、アクティブな接続およびリスニング状態のポートも含めて表示します。

統計情報をプロトコルごとに表示する

netstat -s
  • -s: 各プロトコル(TCP、UDP、ICMP、IP)の統計情報を表示します。

このコマンドは、TCP、UDP などのプロトコル別に送信や受信されたパケットの数などを表示します。

各接続に関連するプログラム(プロセスID)を表示する

netstat -o
  • -o: 各接続に対応するプロセスID (PID) を表示します。

このコマンドは、各ネットワーク接続に関連付けられたプロセスID(PID)を表示します。これにより、どのプログラムが特定の接続を使用しているか確認できます。

ルーティングテーブルを表示する

netstat -r
  • -r: ルーティングテーブルを表示します。

このコマンドは、システムのルーティングテーブル(ネットワーク経路)を表示し、デフォルトゲートウェイやネットワークの経路情報を確認できます。

リアルタイムで接続情報を更新表示する

netstat -e 5
  • -e: インターフェイスごとの統計情報を表示します(転送されたバイト数やエラー数など)。
  • 5: 5秒ごとに更新して表示します。

このコマンドは、5秒ごとにネットワーク統計をリアルタイムで表示し、ネットワークの状態を監視します。

オプション一覧

オプションオプションの説明
-aすべての接続とリッスン ポートを表示します。
-bそれぞれの接続またはリッスン ポートの作成に使われた実行可能ファイルを表示します。
場合により、よく知られた実行可能ファイルが複数の独立したコンポーネントをホストすることもあり、その場合、接続またはリッスン ポートの作成に使われたコンポーネント群が表示されます。
この場合、実行可能ファイル名は下に [ ] で表示され、上には TCP/IP に到達するまで順に呼び出したコンポーネントが表示されます。
このオプションには時間がかかり、十分なアクセス許可がないとエラーが発生することに注意してください。
-eイーサネットの統計を表示します。
これは、-s オプションと併用できます。
-f外部アドレスの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を表示します。
-nアドレスとポート番号を数値形式で表示します。
-o各接続に関連付けられた各接続を所有するプロセス ID を表示します。
-p protoproto で指定されたプロトコルの接続を表示します。
proto は次のいずれかです: TCP、UDP、TCPv6、UDPv6。
プロトコルごとの統計を表示するために -s オプションと併用する場合、proto は次のいずれかです:
IP、IPv6、ICMP、ICMPv6、TCP、TCPv6、UDP、UDPv6。
-qすべての接続、リッスン ポート、およびバインドされている非リッスン TCP ポートを表示します。
バインドされている非リッスン ポートは、アクティブな接続に関連付けられている場合と関連付けられていない場合があります。
-rルーティング テーブルを表示します。
-sプロトコルごとの統計を表示します。
既定では、IP、IPv6、ICMP、ICMPv6、TCP、TCPv6、UDP、UDPv6 の統計が表示されます。
-p オプションを使って、既定のプロトコルのサブセットを指定できます。
-t現在の接続のオフロード状態を表示します。
-xNetworkDirect の接続、リスナー、共有エンドポイントを表示します。
-yすべての接続の TCP 接続テンプレートを表示します。
他のオプションとの併用はできません。
interval各表示で interval 秒間一時停止しながら、選択した統計を再表示します。
統計の再表示を停止するには、Ctrl+C を押します。
interval が省略された場合、現在の構成情報を一度だけ表示します。

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