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目次
2個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較する方法（compコマンド）
compコマンドを使用することで2個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較することができます。
コマンド名は「compare（比較する）」が由来となっています。
コマンドの省略形は存在しません。
フォーマット
COMP [データ1] [データ2] [/D] [/A] [/L] [/N=行数] [/C] [/OFF[LINE]] [/M]データ1には、比較する最初のファイルの場所と名前を指定します。データ2には、比較する 2 番目のファイルの場所と名前を指定します。
ファイル セットを比較するときは、データ1 パラメーターとデータ2 パラメーターでワイルドカードを使用します。
使用例
2つのファイルを比較する
comp file1.txt file2.txtfile1.txtとfile2.txt: 比較する2つのファイルを指定します。
このコマンドを実行すると、ファイルの内容が異なる場合、その違いが報告されます。同一であれば「ファイルが同じです」と表示されます。
ワイルドカードを使用して複数のファイルを比較する
comp *.txt C:\backup\*.txt*.txt: 現在のディレクトリ内のすべての.txtファイル。C:\backup\*.txt: バックアップディレクトリ内のすべての.txtファイル。
このコマンドは、現在のディレクトリ内の各 .txt ファイルと C:\backup 内の対応するファイルを順に比較します。
サブディレクトリ内のファイルを比較する
comp C:\folder1\*.* C:\folder2\*.* /s/s: サブディレクトリ内のファイルも含めて比較します。
このコマンドは、C:\folder1 と C:\folder2 内のすべてのファイルをサブディレクトリごとに比較します。
バイナリ比較を行う
comp file1.bin file2.bin /b/b: バイナリモードで比較します。
このコマンドは、file1.bin と file2.bin をバイト単位で比較し、違いを表示します。
一致しない最初の数バイトのみを報告する
comp file1.txt file2.txt /n=5/n=5: 一致しない最初の5つのバイトの違いを報告します。
このコマンドは、file1.txt と file2.txt を比較し、最初に異なる5バイトの内容を報告します。
オプション一覧
| オプション | オプションの説明 |
|---|---|
| /D | 相違点を 10 進数で表示します。 |
| /A | 相違点を ASCII 文字で表示します。 |
| /L | 相違のある行の行番号を表示します。 |
| /N=行数 | 各ファイルの先頭から指定された行数だけを比較します。 |
| /C | ファイルを比較するときに ASCII 文字の大文字と小文字を区別しません。 |
| /OFF[LINE] | オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。 |
| /M | その他のファイルを比較するメッセージを表示しません。 |
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